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カードの保護や対戦を楽しむことを主な目的として、ファイターはスリーブを使用することができます。
ファイターがスリーブを使用する場合、それによってカードの区別がつかないようにしなければなりません。また、ホログラムやマークなどがゲームに必要な情報を隠すようにしてはいけません。スリーブの中に対戦で使用するカード以外のカードや印刷物などを入れてはいけません。
透明スリーブなど、一見して表裏の区別がつかないように見えるものであっても、表裏の質感や色味の違い・側面の断ち切りの違いなどで、カードの区別がつくと判断される可能性があります。スリーブを使用する前に、このような状態になってい
ないかどうかを必ず確認してください。
マッチが始まった後に相手のスリーブに異常を発見した場合、ファイターはジャッジにその検査を求めることができますが、これが適正であるかはジャッジによって判断されます。検査を行い、そのスリーブがプレイに不適切であるとジャッジが判断する場合、ジャッジはファイターに対してそのスリーブの使用を許可しないことができます。
公式大会に於いて、ファイターは原則としてカードにスリーブを使用する必要があります。公認大会でも準ずることが推奨されますが、最終的な判断は当該大会の主催者またはヘッドジャッジが行います。
ただし、以下の項目を満たすスリーブは原則として使用できません。

• 過度な汚れや傷のあるスリーブ。
• 4重以上の多重スリーブ。
• 単色・アルミスリーブなどの無地の不透明なスリーブ、イラストスリーブなどの無地でない不透明なスリーブの上に、模様や文字の入った一部が不透明なスリーブを使用している。
• イラストスリーブなどの無地でない不透明なスリーブの上に、不透明なスリーブを使用している。（単色スリーブ・アルミスリーブなどの無地の不透明なスリーブの上に、不透明なスリーブを使用しているものは含みません。）
• 透明スリーブのみを使用していたり、カードの側面が見えるスリーブを使用しているなど、横からカードの側面を見て、カードの区別がつくと判断される。
• 大きすぎるスリーブを使用しているなど、カードの位置が不安定になり、カードの区別がつくと判断される。

カードのサイズに対してスリーブのサイズが大きすぎると、スリーブに入れたカードの位置が大きく左右にずれてカードの区別がつく可能性が高くなります。
目安として「重ねるスリーブのサイズ」が「重ねられるカードまたはスリーブのサイズ」より横・縦いずれかが6mm以上大きいスリーブは推奨しません。なお、これはあくまで目安であり、横・縦とも6mm未満に収まっていたとしても、カードの区別がつくと判断される状態のスリーブは適正ではありません。
（推奨されない例）

• ミニサイズのカード（約59mm×約86mm）やミニサイズ向けのインナースリーブ（約60mm×約87mmなど）の上に、レギュラーサイズ向けのイラストスリーブ（約67mm×約92mmなど）を使用する。
• ミニサイズ向けのイラストスリーブ（約62mm×約89mmなど）の上に、レギュラーサイズ向けのオーバースリーブ（約69mm×約94mmなど）を使用する。
• レギュラーサイズのカード（約63mm×約88mm）の上に、レギュラーサイズ向けのイラストスリーブを超える大きさのイラストスリーブ（約69mm超×約94mm超など）を使用する。

（参考）
各TCGのカードのサイズは以下のとおりです。

• ミニサイズのカード（約59mm×約86mm）

「カードファイト!! ヴァンガード」

• レギュラーサイズのカード（約63mm×約88mm）

「ヴァイスシュヴァルツ」
「ヴァイスシュヴァルツブラウ」
「Reバース for you」
「Shadowverse EVOLVE」

• スリーブの模様や文字がカードの表面（情報が印刷されている面）にかかっているなど、カードの情報が隠れている、もしくは見づらく、ゲームの進行に影響があると判断される。